わたかぜコウの旧ブログ

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デコレーションについての考察を書き殴ってみた

意味は飾り、装飾なのだが、

これは色んなニュアンスやセンスが問われる

いわば絵と同じくらいの人生が反映されるものだ

 

 

衣類でのデコレーションに相当するのは

リボン、レース、刺繍など

デコレーションというとちっちゃな可愛いものってイメージがあるけど、

軍人に使われる肩章やモール(向かって左側にある鎖っぽいの)も

デコレーションの一つである

「服の役割を果たさない付加物すべて」がデコレーションである!!!

 

また、体に直接デコレーションするときもある

これは「刺青」「ピアス」といったコワイものだったり、

「化粧」「ネイルアート」といった一般の見た目を整えるのも、

「腕輪」、「ネックレス」といった装身具(アクセサリー)も

デコレーションとして分類される

 

人を対象にする飾りもあれば物を対象にする飾りもある

生活空間には「壁紙」「壁飾り」なんかも飾りになるし、

部屋の生活基盤ではないオブジェも全部飾りに入るわけだ

 

また、陶磁器にある絵もまた飾りである

これいうなら絵も全部飾りなんだよな、

デコレーションはオブジェクトの中にある

見た目の雰囲気を決定するオブジェクト全部だ

それをどういう役割で配置するか、というのが考えるとこっぽい

 

携帯にストラップをつけたりラメを付けたり、ラインストーンを

つけたりなどするのもまたデコレーションだったりする

 

きらびやかという表現がデコレーションの主たるイメージだが

そうとも限らず、場の雰囲気を整え賑やかにする役割もあり

逆に最小限の装飾で雰囲気を作るのもまたデコレーションでもある

 

なるなる、今までだいぶ誤解してたわここ

 

 

で、ここから独論による推理にはいるんだけど

デコレーションって位置によってだいぶ印象が変わるよね

例えば手前か奥か、大きさや配置された位置によって変わる

立体感を無視すると小さすぎたり、逆に印象的だったりする

 

また、主たるオブジェクトの状況によっても、

デコレーションの印象がガラリと変わることもある

その一つが視点、動きの方向である

動いてる方向を最初に見ることがあるので、そこに

全体の印象を際立てたい装飾を散りばめて、

逆に見られることのない反対側の要素は、

そこからの遷移という印象を持たれ、暗ければ新しい方へ進む

明るければ楽しげな状況、というのがわかるようになる

 

つまり、ストーリーを感じさせることがあろうことが起こるんだ

逆方向だった場合は闇へと進むって印象になるもんな…

 

疎密度もまた印象を大きく変えることになる

例えばギュウギュウに詰め込まれたのと、

ところどころ塊になっててランダムに配置されたのと、

バラバラに配置されたのと併せて、

ランダムに並んでいるのと一定間隔で並べられたのとは

全く印象が異なるように感じるよね

 

・ぎゅうぎゅう整列…軍隊のような、規則正しさを与える

・複塊整列…同様に軍隊っぽい印象だが、線の並びがキレイ

・バラバラ整列…一定間隔が心地よいリズムを生み出す

こういう整列系は並んだ子が規則性を持ったり、

1体だけ違うポーズしてたりすると印象が際立つのだ

 

・ぎゅうぎゅう乱雑…無造作で情報が整理されてないごちゃまぜな印象

・複塊乱雑…パーリンノイズのような自然な配置という印象

・バラバラ乱雑…ランダムに置かれたなという適当な印象

こうしてみると「乱雑さ」は「自然さ」を演出するんだなと

ただし一歩間違えたら「不自然さ」につながってしまう

ので、きちんと自然の配置を近似させたパーリンノイズのような

配置を心がけると自然っぽくなるんだ

 

整列してる状態だとなんか不自然だなあって思うならば±nの範囲で

ずらすとちょっと自然っぽくなるが、

きちんとオブジェクトが向かう方向を考えないと

「並ぶ直前の居心地悪さ」みたいな状態になるので注意

 

また単純な整列ではなく、

「ひし形網状」に配置したり、「星型」に配置したりと

ライン上に配置するようにすると印象が際立つようになる

 

たとえば予め配置する模様を決めておくと、

ぐっと印象の方向性が定まりやすくなるのでめっちゃ良い手法

 

次にオブジェクトそのものに着目すると

「位置によって印象が変わる」のであれば

「あえてその位置に置くことで全体の雰囲気を決めちゃえ」

という発想に持っていくことができる

 

たとえば一般に重力は下側に向かって働いている

それに対して、下に重そうなの、上に軽そうなのを配置するのが

自然な印象を持たせることができる

それに対して、重さを気にしない配置にすると

無重力な場所にあるんだな」「ただのフレームなんだな」って

印象を与えることができる

無造作ではなく重い軽いってある程度規則性をもたせると

リズム感を持っているので見てて気持ちのいいバランスになりやすい

それらに対して上に重い、下に軽いものを配置すると

「重力が逆転した世界」って印象が強くなっていく

意図的にそうしたいのであればかなり良い印象に持っていける

 

次に背景に依存する項目だが、

色もまた配置によって印象がぜんぜん違ってくるのだ

まず光源を決める、背景が黄色寄りなら黄色が光源として、

真っ黄色なデコレーションが光源として存在してる印象になってくる

これは色味の強さによって異なり、反射光なのか直なのかで変わる

逆に青いところは「影」「後退色」であるので、

黄色とはまた対照的な印象を持たせることができる

さっきも書いたとおり光源によって全く違うので、

青が光源なら青の装飾でほのかな光って印象をもたせることができる

 

また、色はリズム感を生み出すという特性がある

たとえば赤青黄って順番に配置するとリズム感があるって綺麗さがある

それを赤紫青緑黄橙赤…という順番になると、

虹色の配置なんだなって印象を持たせることができる

カラーサンプルの規則通りに並べるだけでなく

例えば赤緑青赤…という並びだと赤~緑と、

その間にある青がその次に来てしまっているので、

緑と青が親和性の高い色ゆえに混ざり合って2つのレースに見える

赤緑色盲にとっては見づらい色の組み合わせのため、

その点も考慮するとあんまよろしくない組み合わせっぽい

そういうことが常に起こりうるので、

常に彩度明度をうまいこと調整すると良い感じになると思う

コントラストはリズム感を作りやすい打楽器な存在なので重要!

 

オブジェクトそのものに意味がある場合もまた重要

例えば吹奏楽の楽器の配置なんかもある程度決まっているよね

中央にメインメロディを鳴らす楽器、バックにベースとなる楽器

左右にパーカッション、全体の見やすい位置に指揮者

それぞれに役割があるからその位置に置かれているってことがわかる

 

日常的にもそこにその役割があるからその位置に置いてるものが多い

それはデコレーションというのかわからないけど、

デコレーションはあとで上から配置する場合が多いため、

そのときに「機能面で役割を果たしてるように見せかけたもの」

といった感じに配置する場合があると思うんだ

わかりやすいのは「ポスター」といったもの

ポスターは誘導させやすいし、見た目もガラッと変わる

 

あとオブジェクトに意味がある例として、

「それがどの場所にあるか」って印象がわかるようにすることだね

例えば「貝殻」がたくさんデコレーションされてあると

「海に行ったんだなー」って印象を持たせることができる

それはなぜか、「貝殻」は海岸でよく採れるからである

あぜ道にもしじみ等の貝殻がよく見かけるが、

一般的に貝殻は海水浴で砂浜に見かけた印象のほうが多いし

海棲の貝類は大きく成長しやすいため印象に残りやすいのだ

 

他の例として

葉っぱやどんぐりが多く配置されているときは森に行ったんだなって、

雪玉や雪の結晶が多く配置されているときは雪のあるとこだなって、

砂っぽかったら砂漠なんやなって印象になる

地理的条件が制限された地域のオブジェクトもまた場所の印象を持つ

例えばエジプトの特産物や観光名所とか多けりゃこれもまた砂漠

ただし、エジプト神話の子が配置されていればそれは神話の印象

 

場所が関係ない物体そのものが印象を与えることがある

例えば綿雲が配置されていればふわふわした印象を与えるが

濁っていればホコリが溜まっているって印象を与える

水玉は基本ポップであるが、色の度合いによって

「水中なんだな」「シャボン玉で楽しそうだな」って印象がある

キラキラしたものなんかはかなり汎用性の高い、

粒子が反射するの記号化であるので、きらびやかさを加えられる

 

色や形状によって連想される食べ物なんかも印象の一つ

黄色といえば「卵」か「レモン」が代表例

これはつるつるか不規則な凸凹なら卵、規則的な凸凹ならレモン

こういうところもまた見た人の胃袋に訴えられるため

印象に残りやすい装飾の例なのである、テーマに依る

 

結構特殊な例としてはキャラクターを一定間隔で枠に並べること

いわゆるバックダンサーみたいなの、具体例で金銀エンディング

ここは情報量をなるべく多くしすぎないことが重要

リズム感をもたせておくと見るときのコストが減るので、

存在感を必要以上に大きくしないようにできる

 

立体感をもたせた配置についての考察

こないだやってたレンズについての研究と含めて考える

一般的に手前に来るほど大きく、奥に行けば小さくなる

例えば枠組みに配置するデザインであれば位置するのは「最も手前」

そのときは大きさによって影響を軽減したいので、

並べる際は大小のリズムで並べるのが枠組みにあるんだなって

印象を持たせることができる、と思う(ただの考察なんで)

 

ランダムに、キャラクターに重複なく配置したい場合は

自然な配置を心がける必要があり立体感を持たせるのが妥当なので、

「装飾物の向き」によって上下の配置を決めるようにすると気持ちいい

上から見た図なら下側に、下から見た図なら上側に、

正面なら中央寄りに置くとわりと自然になりやすい

逆に配置が一定間隔であれば、自然ではなく法則性の持った配置で

ある程度リズムを持ってるため物体の向きはどちらでも良い

こういうときは大体キャラクターレイヤーの後ろ側に配置されているが

手前に配置するとかなり手前にオブジェクトがあるんだって

立体感の感じる配置となる、こういうのは大体メインの一部だけど

 

普通に絵を描くときもこういう配置は心がけると表現の幅が広がる…

 

 

装飾で印象を引っ張っていきたければ、

多方面で引っ張ってくることが重要なんや!!!

これは今までの人生で感じてきたこと、覚えてきた数や中身が、

装飾として使うことができるんやって思うんだ!!

(( 6 - ヮ-)∂ すやすや